悠久の万華鏡(ゆうきゅうのまんげきょう)
真っ白な筒の万華鏡。
人の心の一部を切り取って、閉じ込めることができる。
使用すると、筒に模様が浮かび上がる。模様は詰められた心によって千差万別。ひとりひとり違うものになる。
万華鏡を使うと、擬似的にその者の時間をとめることができる。
(動けなくなるわけではなく、時間の流れから切り離す)
異界へ行くための通行証となっている。
「虚太郎が心を取り戻すためには、長い時が必要だ」と考えた常盤は、虚太郎を異界へ連れるため、通行証を作った(虚太郎を時間の流れから一時隔離した)。