劫波異相見聞録：設定集

縁の糸（えんのいと）

望むかどうかに関わらず、人の縁を繋ぐ虫。

縁をつなぎたい相手に虫の分泌液で印をつけると、縁が繋がる。
虫を切ると、半身の状態で印のある相手の元へ馬よりも早く這ってゆく。
印をつけられたが最後、どこへ逃げても追ってくる。

虫が這ったあとには、白い粘液が残る。

妖刃サバイバルナイフ（ようじんさばいばるないふ）

　黒の中光る鈍色は、曰く多き狂った刃。
　妖刃サバイバルナイフ。
　敵も味方も分け隔てなく、触れた者みな地に堕とす。

***

　編集中。いずれ、曰くの詳細が明かされるかもしれない。

■常磐（アイオン）



　血液型：B型
　好きな音楽：お経
　好きな読み物：哲学書

呪い（のろい）

生物の強い感情が凝縮されたもの。

特別な修行を経るか、特殊な眼を持てば視ることができる。
黒く不定形で、炎のように揺らめいたり、霧のようにモヤがかったり、影のように視えたりする。

呪いは意志の塊。多くは負・悪の感情を持つが、善の呪いも存在する。
負の呪いは、邪気と呼ぶこともある。

閻魔（えんま）

　虚太郎の式。
　式は通常、万華鏡に切り取った心から生まれる。

　虚太郎の心は本来虚無であったが、そこに呪いを詰め込んだ。
　そのため、閻魔は虚太郎の心と呪いが混ざったものになっている。言葉を話すこともできる特別な存在。
　殺された心と呪いから出来ているため、虚太郎に完全に味方をするわけではなく、意地悪を言いがち。（自責と因果応報）
　ただしやはり自身の一部ではあるので、完全に敵対・攻撃的なわけでもない。

　普段は手のひらほどの大きさで、黒い蜘蛛のかたちをしている。